2021年が終わろうとしています。奇妙な感覚におそわれます。
あれ?たった1年しかたっていないのか?1年前の出来事、半年前の出来事が数年前のような感じがしています。
最近時間の感覚が変わってきているというのを聞いたことがありますが、私にとっても明らかに時間の経ち方がいつもとは違いました。
今年は、1年を通して季節ごとに毎年あるはずの「いつものあれやこれ達」が一切なかったから…というのが1つと、もう一つは怒涛のように次々と来る初めての体験があったから。
自分にある枠とか固定概念みたいなものをたくさん外して、流れるままに惹かれるところに飛び込んで、色々なものに触れ、色々なものを吸収し、本当にたくさんの方々との出会いもありました。豊かで、エキサイティングな1年だったなぁ…
気づいてなかった自分の奥深くを垣間見たり、感じたり、思い出した感覚や取り戻した感覚もあります。なんだか自分と向き合うための経験ばかりでした。
それはまるで、アップデートボタンが押して、色んなアプリをアップデートしまくったような。
夏に行った「松の杜ライブ」
何を伝えたいのか?
というところにすごくフォーカスして、メンバーと関わって頂いた人達とたくさん話してステージを作りあげる事で、自分が何を求めているのかに気がついたり…
関わる人が増えることでそれぞれの思いが交差したりぶつかったり、重なったりしながら渦を巻いて一つになっていくおもしろさ!
こんな貴重な体験をさせて頂いて本当にありがとうございました
感動の「松の杜ライブ」の前後から、とあるご縁で作曲の依頼を頂き、
日本の古い詞(ことば)に曲をつけました。
学生時代から古文や漢文好きでしたので、詞は初めて聞いたものばかりでしたが親しみがわき、スラスラとメロディーが降りてきました。2か月ほどで5曲ができ、4曲を仕上げこの夏はスタジオでレコーディングに集中していました。
日本古来より伝わる詞の意味を知り、その神聖さに触れられたのはとても幸せでした。音源として出来上がっていくその過程は本当に至福の時間で、聞きながらよく夏の夕焼けを見て宇宙と繋がっていたなぁ…
最近また新しいご縁でオファーを頂いたsoloステージの為の音源作りをしていますが、今年の始めに作った「星の瞬きのような」という曲を今回のトラックに入れています。
実はこれ、今年の始めもう一人の私の存在を感じながら歌詞を書いた曲です。
今思うとこの歌の世界に向かって自分をアップデートさせるために、この1年たくさんの経験を重ねる事になったのかな。
1年を通して一番歌ってきた曲なんです。一人お家でね(笑)
歌う事でその世界に浸り、その気持ちよさ、その感情を魂で感じます。
歌う事でトランス状態になり、それは私の世界を作り出すアファメーションとなる。
一人ひとりがバラバラの個である世界から、
全てと繋がり、満ち満ちた愛を感じられる世界を創造する為の…
もちろんこれは私だけが見ている世界です。
私には私の世界しかわからない。だけどその波動を歌に乗せる事で、伝わる何かがあると知っています。
1年近く温めてきましたが、やっとライブで歌える日がきました!
年の瀬に皆様への感謝とたくさんの愛をお届けします
12/19(日)鎌倉 「麻心」
でお待ちしています。
Midori